
富士山 登山 劇場 

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序 幕
吉祥寺を午後6時半頃車で出発 去年ママチャリで行った山中湖への道を 走行距離を測りながらゆっくり走る 東八道路から関戸橋を越え野猿街道 をくだって国道16号へ、ここまで丁度30キロメートル。さらに橋本から津久井湖を抜けて 道志みちへ入る。道の駅道志まで74キロ。ママチャリで山伏峠越えは大変だったのを 思い出しながらあっという間に山中湖に来てしまった。82キロ。 夏休み中で、夜10時頃なのに若者達が溢れていたのを横目で 見ながら休まず車を進める。山中湖から篭坂峠をこえ富士山スカイラインへ 霧が出たり雨が降ったりして心配したが富士宮口新五合目駐車場に 着いたときは天気は上々 満月に 天の川もうっすらと見えるほどだ。 駐車場も心配だったが、上の段に止めることが出来た。 高山病対策は体を慣らせる事だというので、ここでゆっくりと準備に取り掛かる。
第一幕この時間に上る人,
グループなど次々と後を絶たない。見上げると上方に点々と山小屋らしい灯りが見える。
初めの内は緩やかな上りで、六合目(2493m)着は8月1日午前0時15分。所要時間25分間。
ここは休まず通過。
右方向には宝永山のシルエットを、左方向彼方には富士市、静岡市の夜景が素晴らしい。
七合目(2780m)・ご来光山荘着午前1時30分。
ゆっくり上っているつもりだが、喉がカラカラし、胸模様も変調を来し始める。
高山病の症状が表れてきて、途中踊り場で寝っころがって休んだりする。
水分はお茶をペットボトルで持ってきたが、口内を湿らすだけ。こういうときお茶は駄目だ。
水がいい。ただの水が。 コーヒーやジュースなど全然体が受け付けない。
イツだったかもそうだった。水を持っていかないと駄目だ。今度から気をつけよう。
腹式呼吸も高山病に効くと聞いたのでそれもやってみる。
かなりキツーくなったので仰向けに杖を抱えて寝っころがっていたら
後から上ってきた人に「仙人かと思った!」と言われた。
それでもまた立ち上がってヨチヨチと歩き出す。すると
段々からだが慣れてきたのか、吐き気が消えて、元気が戻ってきた。
七合目の次は八合目と思いきや、さにあらず。元祖七合目(3010m)ときた!
ここ着が午前2時45分。約3時間か。ここで休憩していると、闇夜に声が響いた
「来年こそ リベンジだ!」 小学5〜6年生くらいの子のグループを引率してきた
リーダーらしい人の声だ。 中に体調を崩した子がいて、これ以上は無理だリタイヤ
せざるをえない。と言って、肩を落とし下山をしていった。




明るくなると上が見える。山頂が見えるけどまだまだ遠いこと。
上を見るなと本に書いてあったから、足元だけを見ながら、
杖と、ロープを有効に使って一歩一歩、歩幅も狭くして昇って行く。
空いた手でロープをつかんで体を引き上げる、これだけで足の負担が
大分違うのがわかる。
九合目の上は元祖、、、ではなく九号五勺(3590m)だ。胸突き山荘がある。
午前7時着。
山頂の鳥居がはっきり見えるが、見るからに急峻な道が続いている。
上を見るとホントに嫌になる。下を見ると登山口は遥か下のほうだ。
よく登ってきたと感心してしまう。さあ頑張って胸突き八丁、行くぞ!
この時間、もう下ってくる人達が沢山いる。西洋人も多い。
下山者の顔は、皆「擬死再生」を果たしせいか満足げだ。







山頂広場 ←クリック

第三幕 日本最高地点の眺望 ←クリック


第四幕 お鉢巡りへ ←クリック

第五幕 下山 



第六幕 富士山遠望 ←クリック
9月8日8時1分配信 産経新聞
山の事故446人 中高年約7割 過去最高 7、8月
今年7、8月の2カ月間に全国の山で起きた遭難事故は昨年同期比で64件、41人増えて410件、446人と、統計を取り始めた昭和43年以降、最高となったことが7日、警察庁のまとめで分かった。死者・行方不明者は7人増の48人。事故全体の約7割が40歳以上の中高年登山者で、死者・行方不明者に占める割合では中高年が8割に上る。
遭難者が多い年齢帯は、55〜59歳が75人(16・8%)でトップ。次いで65〜69歳が61人(13・7%)、60〜64歳が56人(12・6%)、70〜74歳37人(8・3%)−などで、40歳以上だけで327人、73・3%に上った。
山岳系別の発生状況では、北アルプスが159人で最多。富士山も23人だった。転落や滑落による遭難が125人で、疲労や病気が108人、転倒も96人に上った。
警察庁では、「中高年にとり登山が身近になっているが、体調の管理や装備、登山計画について十分に準備してほしい」としている。
